娘の友達が炎上していると知ったので実際に読んでみた
ここ数日やたらと娘の友達という漫画が「犯罪を助長する」という事で出版差止めを訴えられているというツイートが回ってくるので既刊2巻を購入して読んでみた。
背徳感が売りの様だが実際読んでみると
主人公晃介の家庭環境は
1年前妻に先立たれ娘の美也がこの1ヶ月程不登校で部屋に閉じ籠っているという状況
職場環境
課長への昇進が決まっていて上司からの過度なプレッシャー、部下からの身勝手な陰口等で追い込まれている
学校に呼び出され美也の担任からは教育について厳しく避難され全てに疲れ果てていたところに娘の友達古都が現れる
頭を撫でてくれたり甘い言葉で励ましてくれる古都
幼さと大人っぽさをあわせ持つ古都に振り回されながらも
晃介は「こんな事しちゃいけない!」と必死に倫理観と戦い大人であろうとしている
それと同時に古都に癒され学生の頃の様なときめきも感じていくのだ。
古都とのやりとりで娘とちゃんと向き合う覚悟が出来た晃介は娘とぶつかり合ってまた登校して貰える様になる…
一方古都は古都で厳しい母の元で良い子でいなければいけない事に心の底からウンザリしていてきっと同じように全てに疲れきった晃介に共感する部分があったのだと思う。
こちらはこちらできちんと理由が描かれているのだ。
こんな話なのだが倫理観、背徳間、社会の重圧、家族との関係、癒し、ときめき、色々な感情が味わえて良い作品だと思います。
そして今後の展開ですが、女子高生とスレスレの事をしている事によって巻き起こる事件の予感が至る所に匂わせてあるのでどうなるのか全くわかりません。
ミステリー?ホラー?ラブコメ?何なのだこれは。
正直言ってめちゃくちゃ面白いです。
18禁ではなく青年誌なのでエロ要素強い訳でもないしこれで出版差止めとか言ってるなら世の中規制すべき作品はいくらでもあるだろって感じです。
むしろフィクションの中でくらい癒されたって良いのではないだろうか?
毎日会社と家を往復して色々な重圧抱えてるお父さん達が青年の様なときめきを漫画読んでる間だけでも感じたって良いのではないか、私はそう思います。
少なくとも読みもしないで批判するのはやめましょう!
この子、めちゃめちゃ癒しにきてくれます
まだまだ続きが読みたいので本を購入して作者さんを応援しましょう!